がに股でもチャリは漕げる

40代4児の父の、汗くさい日常と育児の記録

雪国、冬のランニング事情

ブログランキングに参加しています、よろしければ↓のバナーをクリックして頂けると今後の励みになりますので、是非是非ご協力を宜しくお願い致しますm(_ _)m
にほんブログ村 アウトドアブログ ファミリーキャンプへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 楽しい貧乏暮らしへ
にほんブログ村


いよいよ今日は大晦日、例年より遅めの本格的に冷えこむシーズンに突入した雪国在住のGanyです。

 

故障明けからプールでのスイムトレーニングが中心だったぼくですが、いよいよ陸上トレーニングを再開しようとケガの回復具合と相談してるうちに外はすっかり白銀の世界になってしまいました。

 

雪道ライドやランが危険なことぐらい100も承知ですが、雨で数日なら耐えれても冬季間ずっと室内に引きこもるのは耐えれそうにありません。

 

冬でも外に行きたい人なのですが雪上ライドは機材の塩害ダメージが心配。

(凍結対策の融雪剤=塩)

 

ってゆーか、たとえスパイクを履いたMTBで走れたとしても、ただでさえ道幅も狭くなってるうえ、いつ転ぶか分からないチャリが、ちんたら走ってようものなら迷惑どころか危険極まりないので、チャリはこの際きっぱり諦めてローラーに乗るとしましょう。

 

せめてランニングならと雪上ランニングや雪国ランナーの先輩方からヒントを頂こうとネットで雪上ランニングに関する情報を探しましたが、探し方がマズいのかなかなか見あたりません。

 

冬季の雪上ランニングについて知りたかったのは、

 

冬(雪道)用のランニングシューズは必要?

服装は?

 

まずこの2点。

 

積雪する地域に暮らすランナーにとって、特にはじめたばかりの初心者にとっては当たり前の素朴な疑問ですが、実際に走ってみた感想を交え、問題解決の参考になればと書いてみました。

 

 

冬(雪道)用のランニングシューズは必要?服装は?

 

対象とする雪の質にもよりますがぼくのレベルで検証してみました。

 


f:id:yamavanilla:20181231151313j:image

 

外気温は0度、天候は吹雪(笑)、

ウェアは手持ちの、

  • アウター=登山用レインウェア
  • インナー=厚めのトレーニングウェア(ジャージ+タイツ)
  • シューズ=ミッドカットトレッキングシューズ
  • ネックウォーマー
  • 防寒グローブ

まあ、簡単にいえばラン抜きのトレッキング装備+防寒グッズに近い構成(苦笑)

 

この節さすがにシューズ内に雪や冷水が浸水すれば大惨事になるのは火を見るより明らかなので、試しにゴアテックス採用の防水+透湿性の高いトレッキングシューズを履いて走ってみました。

 

走るにはちょっと重いモデルですが、ミッドカットだったことが後にナイスな選択となりました。

 

路面は全工程雪道

 

雪道とヒトコトで片付けてますが、実際は場所によってコンディションが違います。

 

今回は

  • カッチコチに踏み固められた圧雪区間
  • その圧雪の上に1〜5cm程度のふかふかの新雪が積もった区間
  • 融雪剤で一部が融けてビチャビチャザクザクな状態となってる区間

 

の区間中心の公道+ランニングコースを約1時間試走してきました。

 それぞれ厄介な状況ですが、この辺の冬季のメジャーな路面状況です。

 

圧雪区間は歩くのも精一杯なほどツルテカでアイスバーンに近い箇所もあったり、とにかくスベる。

こんな時は素直に専用スノーランニングシューズに頼りたくなりますが、レースならまだしも、(そこを無理に走って得られるメリットと、転倒するなどのデメリットを天秤にかけ、無理すべきではないと判断するなら別に専用のシューズじゃなくても)歩くなりスピードを落とし慎重に安全にクリアすればいいだけのこと。

 

転ばないようゆっくり進むだけでも、自ずとバランス感覚、体幹が鍛えられる気がしました。

 

新雪区間は、むしろ飛ばしても雪が衝撃を緩和してくれる気がして、まるで雲の上でも走ってるかのような気分。こりゃ膝にもいいし、ミッドカットのおかげでくるぶしまでカバーされ雪がシューズに侵入するコトもなく足元は快適そのもの。

 

と大喜びで走っていると予想以上に脚にキテることに気づく…

 

衝撃を吸収するイコール推進力も吸収されるので同じ速度で走る場合は通常以上に負荷がかかってるようです。

 

専用シューズはソールやクッションが固めに設定されてるとの情報を見かけましたが、もし本当なら理にかなってると思います。

 

とはいえ、雪の深さや状態によっては気休め程度かなと。

 

ビチャビチャザックザクな区間は前2件のバランスがとりづらく負荷が高いことに加え、シューズ内への雪の侵入、浸水のリスクが高まります。

今回1番「不快」な区間でした。

 

この場面なら専用シューズもモノによってはアリな気がしましたが、それでなければダメってほどでもなく、トレッキングシューズで十分と感じました。

 

トレッキングシューズは重さを差し引いても十分な仕事をしてくれたと思います。

ウェアに関しては、吹雪いていたので今回登山用のアウターを着用しましたがまったく問題なし。

 

 

 

【結論】

専用シューズはあるに越したコトはないけど、防水透湿性能が高いトレッキングシューズでも十分だった。

 

登山用の着衣は、山での行動は命にかかわることも多いので慎重なセレクトが必要ですが、その辺走る程度なら周囲数キロ四方に人気がない状況に陥ることの方が難しいので登山用ウェアはある意味明らかにオーバースペック、もったいないだけでした。

性能がいいに越したことはないけど、そこまで本気出せる状況でもなく高価な登山用ウェアじゃなくスポーツ用の防水透湿性あるレインウェアかウィンドブレーカーで十分でした。

 

ただし!

体の冷えには要注意ですよ、山だろうと市街地だろうと冬季間汗をかいた状態で吹雪にさらされてると、アイシングどころか低体温症になりかねません、速乾性の高いインナーウェアと透湿性のあるアウターの組み合わせがベストかな~と素人的には思います。

 

それでは皆様よいお年を~